院長 添田 聖子
ご挨拶
この度、2024年7月1日に「そえだクリニック」を開院しました、院長の添田聖子と申します。このクリニックは先代の峯雅文先生が「みね内科・消化器科」として開院され、およそ20年間に渡り地域の皆様に頼りにされ、愛されてきました。わたくしは、峯先生が大切にされてきた患者様に対する温かい思いを引き継ぎ、地域の皆様からの困りごとに耳を傾け、皆様にとって身近なホームドクターとなりたいと思っております。
わたくしは、父が開業医の家庭に育ちました。元々、父は消化器外科医であったため、幼いころは外科医への憧れをいただいていましたが、父が開業してその姿を間近にみるようになってからは、地域の皆様と10年、20年と長くお付き合いをすることができる「町医者」になりたいと思うようになりました。
わたくしは、2児の子供を育てながら同業のパートナーと共に研修医のころから支えあって仕事を続けてまいりましたので、子育て中のお母さんの悩みにも耳をかたむけ、応援したいと思います。これまで病院、診療所、訪問診療など様々な場所で診療をしてきた経験を生かし、皆様のお悩みに応えてまいります。ぜひ、どんなことでもお気軽に当院へご相談ください。
総合内科専門医として内科全般を得意としていますが、特に、呼吸器内科、アレルギー(特に喘息)を専門としています。風邪をひいた、咳がとまらない、階段で息がきれる、ゼイゼイする、花粉症などでお困りの方はぜひご相談ください。 気管支喘息については、吸入薬、内服薬でほとんどの患者様がよくなりますが、それでもよくならない難治喘息の方には分子標的薬という選択肢もございます。わたくしは、同愛記念病院アレルギー科で難治喘息への治療や研究を多く経験して参りましたので、ぜひ喘息でお困りの方はお気軽にご相談ください。
夫が糖尿病外来(水曜日午後、土曜日隔週)を担当いたします。夫は、国立国際医療研究センターの上級研究員として世界的に著名な雑誌に論文を掲載し、日本の医学雑誌への掲載も多数ある、糖尿病領域の第一線で活躍するフロントランナーです。患者様の「今」の血糖コントロールだけでなく、「未来」に起こりうる糖尿病合併症の予防を心がけた先進的な治療を行います。栄養指導にも力を入れてまいりますので、糖尿病のコントロールが不安な方、血糖値が気になる方、食事のバランスについて相談してみたい方は、お気軽に当院へご相談ください。
地域の皆様のホームドクターとして、皆様のお身体の悩みを親身になって聞き、共に手をたずさえて問題を解決してまいりたいと思います。 わたくしが出会う患者様お一人お一人に、深い愛情と関心を抱きながら診療を行うことをここに約束します。
略歴
東京都府中市出身 桐朋女子高等学校 卒業
- 2001年
- 東京医科大学 医学部 入学
- 2007年
- 東京医科大学 医学部 卒業
JR東京総合病院 初期研修 - 2009年
- 東京医科大学病院 呼吸器内科 医員
- 2013年
- 東京医科大学病院 呼吸器内科 助教
同愛記念病院 アレルギー呼吸器科 医員 - 2019年
- 荏原ホームケアクリニック 呼吸器センター長/感染対策委員長
- 2020年
- 昭和大学医学部 兼任講師
- 2024年
- そえだクリニック 開院
資格・所属学会
- 医学博士
- 日本内科学会;認定内科医・総合内科専門医
- 日本呼吸器学会;呼吸器専門医 呼吸器指導医
- 日本アレルギー学会;アレルギー専門医
医師 添田 光太郎
ご挨拶
私は北九州市の開業医の家庭で育ち、中高は鹿児島のラ・サール高校で友人とともに寮生活を過ごしました。外科医である祖父、父、叔父の背中をみて、患者様のために力をつくす医師という職業に憧れをいただき、東京大学へ入学するため九州から上京しました。親類には外科医が多かったため手術によって患者様を治すことへの憧れもありましたが、私は目の前にいる患者様だけでなく、病気の根本を研究することで世界の多くの方の助けとなる仕事をしたいという志を抱き、卒後16年間、東京大学、国立研究機関や都内の医療機関で糖尿病の診療や新規治療薬の治験に携わって参りました。また、がんや心不全を含む糖尿病の合併症・併存症の発症のメカニズムについて現在も第一線で研究していますが、最近では多数の患者さんから供与いただいた検体を用いて予防法や新しい治療法の開発を目指しています。私は、このような職務経歴の中で育まれた知識と経験をもとに、クリニックにお越しになった全ての方に納得の療養生活をお届けしたいと思います。
略歴
福岡県北九州市出身 私立ラ・サール高等学校卒業
- 2001年
- 東京大学 理科三類入学
- 2007年
- 東京大学 医学部医学科卒業
- 2007年~2008年
- 東京大学医学部附属病院 初期研修医
- 2008年~2009年
- JR東京総合病院 初期研修医
- 2009年~2016年
- 東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科 医員
- 2013年
- 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(内科学専攻代謝・栄養病態学)
- 2016年~2024年
- 国立国際医療研究センター研究所 分子糖尿病医学研究部 研究員
- 2024年~現在
- 同 上級研究員
資格・所属学会
- 医学博士
- 日本内科学会;認定内科医・総合内科専門医
- 日本糖尿病学会;糖尿病専門医
- 日本内分泌学会
- 日本肥満学会、日本糖尿病・肥満動物学会
- 日本サルコペニア学会
- 日本体質医学会
欧文原著
Soeda K, Kadowaki T, Ueki K. et.al. Gut insulin action protects from hepatocarcinogenesis in diabetic mice comorbid with nonalcoholic steatohepatitis Nature Communications. 2023 Oct 18;14(1):6584.
和文総説
- ①添田 光太郎,植木 浩二郎.糖尿病とがん─疫学と国際動向.医学のあゆみ286(10):758-762, 2023
- ②添田光太郎、植木浩二郎【特集 NAFLD合併糖尿病】NAFLDの環境因子(腸内細菌環境も含めて)内分泌・糖尿病科55(4) 402-409、2022.10
受賞
2024年 大正Award 第36回 肝臓フォーラム(東部)に、2023年10月に「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載された論文で受賞することが決まりました。