COPD/肺気腫

COPDとは

COPDは慢性閉塞性肺疾患、一般的には肺気腫(タバコ肺)とも呼ばれる疾患です。
過去もしくは現在の喫煙によって引き起こされる疾患で、痰、咳、労作時の息切れを引き起こします。
日本では約530万人の患者数が推定されていますが、実際の診療率は10%にも満たないとされています。診断されていない患者様が多い理由は、COPDの認知率の低さや正確な診断がされにくいことにあります。
COPDの初期症状は、軽い咳や痰であるため、「ただの風邪」「年齢によるものだ」と、勘違いしてしまう患者様が多いようです。
タバコを以前吸っていたことがある方、現在も吸っている方は、積極的に呼吸機能検査を行い、COPDの早期診断につとめ、今後の呼吸機能低下を抑制するようにおすすめします。

COPDの診断

当院では、喫煙歴のある患者様に対して、呼吸機能検査を行いCOPDの診断を行ないます。
COPDと診断するためには、それ以外の疾患を除外することも重要となります。
咳、痰、息切れといった症状を有する患者様には、他の肺疾患(喘息、肺がん、間質性肺炎など)の有無もしくは合併について精査を行うとともに、心不全の有無についても留意して診断を行います。

COPDの治療

薬物療法としては、
① 長時間作用型抗コリン薬
② 長時間作用型β受容体刺激薬
を基盤とした治療を行います。
喘息を合併している場合には、吸入ステロイド薬の併用も早期に行います。

一方、非薬物療法としては、
① 禁煙をサポートする
② ワクチンを接種する(インフルエンザ、肺炎球菌、コロナ)
③ 栄養指導、呼吸リハビリテーション
④ 酸素療法
などを行います。

これらの治療を患者様へ提供することで、現在の症状を改善するだけでなく、将来起こり得るリスクを減らすことに力を入れています。
将来にわたって、COPD増悪や入院を予防し、患者様の生活の質をなるべく維持できるように努めてまいります。

喫煙歴のある患者様へ

COPDは適切な治療、リハビリ、栄養摂取を行うことにより健康寿命を改善させることができます。

喫煙歴のある方で、このように感じられる方はおられませんか。
・「1年に何回か風邪をひくようになった」
・「駅の階段で息切れを感じるようになった」
・「運動や長距離の歩行がきつくなってきた」
上記のような症状を感じるときは、当院へご相談ください。

COPDの診断、合併症の検索、薬物療法だけでなく、お一人お一人に寄り添った栄養指導や呼吸リハビリ、ワクチン接種の計画を提供します。患者様が、10年、20年先も生活の質を維持できるようにサポートしてまいります。

03-5628-2770
院長
添田 聖子
診療内容
内科、呼吸器内科、糖尿病内科、アレルギー科
住所
〒136-0072
東京都江東区大島1-1-5 VIP大島2階D
最寄駅
都営新宿線「住吉」駅より徒歩9分
駐車場
3台(クリニックモール共有)
●:14:30~18:30 光太郎先生
★:9:00~13:00 第1.3.5土曜日…院長、第2.4土曜日…光太郎先生
休診日
水曜午前、土曜午後、日曜、祝祭日
診療時間 日祝
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